白菜の秘密

暑い夏が終わり、ベジアーツファーム周辺では朝晩がかなり涼しくなって参りました。

この時期になると成長が顕著なのが「白菜」です。

お漬物や、これからの季節はお鍋でも大活躍の白菜。

今年は昨年より半月ほど早くスタート致しました!

最初はこんなに小さく可愛らしかった白菜の苗が…

元気にすくすく育っております!

徐々に葉が立ち上がって、結球しはじめます。

やはりレタスより大きく葉も厚いので、大輪の花のようで迫力があります!

ところでみなさま、スーパーで見かける白菜とは何かちょっと印象が違うと思われませんか?

そうなんです。

全体が緑なんです!

スーパーに並ぶ白菜はもっと白い部分が大きいですよね??

何と言っても「白菜」という名前なのですから、白くなければ白菜らしくないですよね?

なぜ緑なのでしょうか?

秘密を探るべく、ちょっとだけ中の様子を覗いてみましょう♪

あ!チラッと白い部分が見えましたよ!

これですこれ!白い範囲は小さいですが、ちゃんと白菜の面影がありますね!

(思わず代表 山本に「緑の部分も段々白くなるのですか?」と聞いてしまいました。笑 …決して、白くはならないそうですよ。笑)

ということで、白菜の秘密について 代表 山本に聞いてみました♪

植物は本来、一枚でも多くの葉に日光を当てて光合成をしようとします。

そうするとぐんぐん成長しますが、日に当たれば当たるほど葉は強くなり、食感は硬く苦みが増します。

ところが私たち人間が食べたいと思うのは、硬く苦い野菜ではなくて、なるべく柔らかくて甘い野菜です。

そのような訳で、美味しく食べたいという人々の願いから品種改良が進みました。

その結果、硬く大きな外葉で全体を覆い、内部には日が差し込まないようにして、内側は真っ白のまま大きく育つように改良されたのだそうです。

セロリ、カリフラワー、ホワイトアスパラなども同様で、日に当てずに育てることで白く柔らかい食感に育つのだとか。

スーパーに並んでいる白菜は外の硬い葉を取り除いているので、内側の白い部分だけになっているということなのですね!

もちろん品種改良の技術と努力も素晴らしいですが、幾度も重ねられた改良に順応していく自然の力にも本当に驚かされます。

私たちが美味しい白菜を味わえるようにするために、外葉が身を挺して内側を守ってくれていると思うとなんだか健気ですね。

今度白菜を食べる時にはそのことを思い出して、自然に感謝して味わいたいと思います。

さてこちらは、今シーズン白菜を担当しております サニーリーフ班 農場長 大原が撮影した写真です。

中央のラインを挟んで左右の白菜を見比べてみてください。

葉の色や形が明らかに異なっているのがお分かり頂けるでしょうか?

こちらの畑もです。

実はこちら、同じ白菜でも品種の異なる物を栽培しています。

こんなにも顕著に違いが出るのですね!

こちらは三種類です!

以前もご紹介したことがありましたが、白菜漬けにはヨーグルトと同じくらいの乳酸菌が含まれています。

しかも!白菜漬けなどの植物性乳酸菌は、ヨーグルトなどの動物性乳酸菌に比べて、胃酸に強く生きたまま腸にまで届くのだそうです!

煮込んだ白菜ももちろん美味しいですが、是非白菜漬けでもお楽しみ下さい♪

収穫が待ち遠しいです!

今年もみなさまの食卓に柔らかくて美味しいベジアーツファームの白菜をお届けいたします!

どうぞお楽しみに♪♪