インターンシップ Mさん インタビュー

インターンシップに申し込んで下さったMさん。

早いもので、ベジアーツファームでの農業体験も一カ月が経ち、そろそろお別れの時が近づきました。

ということで、インターンシップの感想をお聞きしてみました!どうぞご覧ください♪

1. インターンシップに申し込んだきっかけは?

「大学に入ってから二年間、凄すぎる周囲の生徒達に圧倒され「みんなに比べて自分は英語も苦手だし、何もできない…」と感じ、ずっと自信が持てなかった。

自分が何をしたいのかがまったく見えず、先が真っ暗のように感じていた。

そんな日々に苦しみながらも、悩み抜いてようやく見つけた目標を達成するため動き出す。

休学を決意し、海外へ出発しようとしたところ、新型コロナウイルスの流行により断念。挫折感を味わう。

再び先が見えなくなり、友人達が気にかけて連絡をくれることすらプレッシャーに感じ、辛くなっていった。

そんな中、母の「これからは農業の時代。海外より日本の方がヤバイよ。」という言葉に刺激を受けた。

それまでずっと世界にばかり思いが向いていたものの、ふと、日本の農業に目を向けるようになった。

ここでシフトチェンジしたいと思い、今まで関わったことのない「野菜」に挑戦してみることに決めた。」

(辛かった時期を思い出し、こみ上げてきたMさん)

2.実際にベジアーツファームで働いてみて、イメージと違ったところは?

まず、農業はおじちゃんおばちゃんしかいないと思っていたが、若い人が多くて驚いた。

外国人実習生というのはテレビの中の話だと思っていたから、本当にいるんだ!しかもこんなに沢山!と驚いた。

想像以上に肉体的にキツイ。農業をやっている人たちは本当にすごいと思った。リスペクトするようになった。

(連日の早朝からの収穫や、熱中症にも負けずに一カ月強みんなと一緒に頑張ったMさん)

3.働いてみて変わったことは?

「自信がついた!大学時代とは違い、初めて年齢も経歴も立場も異なる様々な人と話す機会があり、これまで自分の視野が狭まっていたことに気付いた。

これでいいんだと思えるようになり、自己肯定感さえ上がった。人との出会いは本当に大きかった。

苦手に感じていた英語を使って台湾やベトナム人の実習生達と沢山話すことができ「上手だね」「すごいね」と言ってくれたことがとても嬉しく、自信に繋がった。

黙々とやる作業は 自分との対話の時間となり、じっくり見つめ直す機会ともなった。

農業の仕組みや実習生の制度など、初めて「もっと知りたい!」という欲が出てきた。

インターンシップに来る前は、自分が病気をした経験から、海外で衛生の仕事に携わりみんなを助けてあげたいと考えていたが、それはあくまでも軸が自分だった。

でもここでは自分も実習生達と一緒に作業をして感じたことが沢山あり、実習生も同じ思いを抱いているということが実感できた。だからこそ、その思いを照らし合わせ、共感し合いながら彼らの気持ちを理解することができ、もっと知りたい。もっと良くしていきたいと思えるようになった。

「食べること」について考えるようになった。「みんな“食”を疎かにし過ぎ」という山本社長の言葉の通り、これまで「時間がないからこれでいいや」という感じで食事を簡単に済ませてしまうことがあった。

でもベトナム人実習生の女の子たちが、いつも挨拶のように「ご飯食べた?」と聞いてきてくれる。そして当初行きたいと思っていた海外でも、みんなで屋台を囲み 楽しく会話をして、時にはおごり、おごられ、人間関係を築いていくという習慣がある。

そうしたことからも、食に重点を置くことの大切さに気付いた。

(実習生たちとすっかり仲良くなったMさん)

お休みの日に一緒に出かけたり

寮に招待されて ベトナム料理をご馳走してもらうことも♪

4.ベジアーツファームで過ごしてみて感じたことは?

「農業は不安定で不完全だからこそ面白い!

天候などに大きく左右されるため、先が分からず不安なのに、それすら楽しめるようになった。

今回も雹被害にあった野菜を廃棄しなければならず、ある畑の三分の一を廃棄した。もうだめなのかな?と思っていたのに、残りの三分の二は再び元気になり、無事収穫することができた。

人には予測ができないようなことを野菜は成し遂げる。自然はすごいと感動した。

自分が植えた苗が成長するととても嬉しいが、慣れてくると段々ただの作業になってしまう。

でも、サニーリーフ班 農場長 大原さんの「自分が収穫することをイメージして植える。だからまっすぐ綺麗に、しっかり植える。」という言葉が身に染みた。

大原さんや林さんがいつも野菜を人間に例えて説明してくれた。

「これは人間でいうと内出血」「これは人間でいうと熱中症、水を吸ったらきっとまた元気になってくれるものもあると思う。」

そういう視点で野菜を見ると、その傷ついたロメインレタスや白菜が可愛そうに思えてきて、度重なる植え替えも苦ではなくなった。

農業を本当に愛している先輩たちの言葉は素直に自分の中に入ってくると実感した。

今まで経験してきた辛いことも、ここへきて全てつながった気がした。やりたいこともはっきりした。

本当に来て良かった。帰りたくない。」

岡村が思わずもらい泣き…

と書きたいところですが、別件で児玉と笑っているところでした!笑

涙あり笑いありで沢山語って下さいました!

Mさんありがとうございました!!

これ程までに真剣な思いでインターンシップに取り組んで下さったMさんの姿勢、そして受けた刺激を自分に取り入れ行動に移せる純粋さに、私たちも沢山学ばせて頂くことができました。

Mさんがベジアーツファームでの農業体験で大切なものを見つけることができたというのは、私たちにとっても大変嬉しく励みになりました。

今回のインターンシップにベジアーツファームを選んでくださり、本当にありがとうございました!

またいつか会えると良いですね♪♪

一カ月強、本当にお疲れ様でした!